2021年2月9日

中国鉄鋼業危うい好況 景気対策受け設備投資急増 能力増、過剰供給懸念高まる

新型コロナウイルス禍が中国の鉄鋼投資を刺激する事態を生んでいる。政府の景気対策による需要の拡大と鋼材市況の上昇を背景に中国鉄鋼業の固定資産投資額は2020年に前年比26・5%増え、13兆円半ばと過去最高を記録した。能力増強が盛んに行われたリーマン・ショック時の2・5倍もの鉄鋼投資によって新たな能力が増えていく。政策の効果で盛り返した需要はいずれ減速する。再来が危惧される鉄鋼の過剰供給が世界に与える影響は過去にない震度となる恐れがある。

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社