2021年2月3日

電磁鋼板、国際価格が上昇

電磁鋼板の国際価格が上昇している。中国の鉄鋼増産が誘引した主原料価格の上昇が足元の主因だが、加えて新型コロナウイルスの影響を受けた送配電網安定のための変圧器需要の復調、家電需要の好調さ、自動車の電動化、カーボンニュートラルに必要な水素製造など中長期的な需要増加が見込め、安定確保に向けた思惑的な側面も含めて取引が活発になっているためだ。高炉メーカーが欧米の大手重電・トランスコアメーカーと進めていた上期(1―6月)の方向性電磁鋼板(GO)の輸出商談は昨年12月に約2年ぶりに値上げ決着。これを起爆剤に、高炉メーカーは他の商談でトン100ドルを超える水準での大幅値上げを打ち出しており、先高観が鮮明になっている。

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社