2021年2月2日

関西市況 薄板ナイモノ高続く 全品種に品薄感広がる

関西地区の薄板市況は、在庫不足と価格転嫁の動きが一段と強くなっている。酸洗鋼板の品薄が先行していたが、現在は熱延、冷延、表面処理の各品種で不足感が増加。ナイモノ高が続いている。メーカー価格の上昇、輸入鋼材の高騰による影響も合わさり、値上げのスピードが加速。大手コイルセンターでは2月からの販売価格を、中板7万5000円、酸洗鋼板8万5000円の唱えに引き上げる。「材料価格の上昇の終わりが見えない。いつまで値上げすればいいのか」と心配の声が各社から上がっている。

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