2021年2月1日

鉄スクラップ 関東相場、リーマン以来の急落

関東の鉄スクラップ相場が2008年のリーマン・ショック時以来となる異例の急落スピードを見せている。電炉大手の東京製鉄・宇都宮工場は14―29日までの約半月で鉄スクラップの買値を累計トン当たり1万4000円引き下げた。国内電力不足の影響で東京電力が大口需要家の電炉各社に生産スケジュール調整を要請しているという特殊な事情がある。他地区との価格差も過去最大幅に広がる異常事態を引き起こしている。  29日入荷分から東鉄・宇都宮はトン3000円の値下げを実施。関東地区の他電炉メーカーもおおむね追随して値下げし、荷止めや荷制限の対応を実施した。

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