2020年12月21日

形鋼市況 関東地区2000―3000円高 さらなるメーカー値上げ織り込み

 関東地区のH形鋼市況、山形鋼や溝形鋼など一般形鋼市況は前月比でトン2000―3000円方上伸した。商社・流通の高唱えの一部が浸透したが、多くの扱い筋が現状の価格帯は通過点と認識する。きょう21日には東京製鉄の販売価格発表を控える。鉄スクラップ電炉買値の騰勢を受け、市場は東鉄の値上げを織り込み、一部扱い筋は「上げ幅次第でトン8万円超の値上げアナウンスを即座に開始する」(関東の流通幹部)と強調。扱い筋の価格転嫁のピッチが速まっており、市況は一段高の展開となりそうだ。

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