2020年11月2日

CC出荷 4―9月601万トン、過去最低水準

全国コイルセンター工業組合(理事長=小河通治・小河商店社長)がまとめた流通調査結果によると、2020年度上半期(4―9月)の出荷量は前年同期比25・9%減の600万8104トンとなり、上期としてはリーマン・ショック翌年の09年度実績を下回った。82年度の統計開始以降で最低とみられる。新型コロナウイルス禍で緊急事態宣言が発令されるなど、経済活動の著しい停滞が響いた。9月単月では自動車向けの回復がけん引し、前年同月比10・2%減の123万3025トンと9割近くに回復してきており、下期も回復基調を維持できるかどうかが焦点となる。

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