2020年10月28日

中板・酸洗鋼板、1年10カ月ぶり上伸

東京地区の薄板市況は熱延鋼板(中板)と酸洗鋼板が前月比でトン当たり1000―2000円高となり、1年10カ月ぶりに上伸した。需給タイト化やメーカー値上げを背景に先高観が高まる中、商社やコイルセンターなどの大手流通による値上げの一部が浸透した。鉄鋼メーカーは当初の想定を上回るひも付き向けの回復を受け、供給が追い付いておらず、店売り向けは納期遅れが出始めている。品薄感が顕著な熱延・酸洗は大手流通への引き合いが急増しているが、大手流通も手持ち在庫が少なく、ナイモノ高の様相を呈している。

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社