2020年9月24日

神戸製鋼、薄板全種販価引上げ 10月出荷から5000円以上

神戸製鋼所は23日、国内建材・店売り、リロール、パイプ向け薄板全品種(熱延黒皮・冷延・表面処理鋼板)の販売価格を10月出荷相当分からトン当たり5000円以上引き上げることを決めたと発表した。鉄鉱石をはじめとする主原料や副原料などの生産コストが上昇しているため、コスト削減を中心にした自助努力のみでは吸収することが難しいと判断、価格転嫁を進めることで再生産に必要なマージンの改善を図る。ひも付き分野のマージン改善も視野に入れ、コイルセンターを含めたサプライチェーン一貫で市況の好転につなげたい考えだ。

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