2020年8月19日

国内鉄スクラップ相場、2カ月ぶり上昇基調

国内鉄スクラップ相場が2カ月ぶりに上昇基調へと転じている。電炉大手の東京製鉄が18日から全拠点で鉄スクラップ購入価格をトン1000円引き上げ、同日から各地区で買値引き上げの動きが一斉に広がった。国内鉄スクラップ需要は低調だが、海外からの買いが強く、国内電炉メーカーは輸出価格への対抗値上げを迫られている。新型コロナウイルスの影響で鉄スクラップの荷動きが鈍っているため、メーカー入荷が落ち込んでいることも相場上昇につながった。

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