2020年7月22日

今治造船、新造船需要分野に照準

今治造船(檜垣幸人社長)はコロナ禍で低迷する造船市場を勘案し、約8割を占める既存船のリプレース需要から、2割の新造船需要分野に照準を転換する。実践に当たって競争力強化のため、ジャパン・マリンユナイテッド(JMU)と本年3月調印した資本業務提携契約に基づき今秋発足する営業・設計統合会社、日本シップヤード(NSY)を生かすほか、生産体制でのコラボを指向する。技術、製品開発ではGHG(温室効果ガス)排出削減など環境規制の観点から新燃料船に注力。LNG燃料船、LPG燃料船、アンモニア燃料船の建造、試設計に着手、技術革新で新たな需要を創出し、新規開拓を進める。JMUとの連携などを通して、韓国、中国に対抗する。

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