2020年6月11日

鉄鋼商社9社 前期、全社が減収減益

 鉄鋼商社9社の2020年3月期連結決算が10日出そろったが、全社が減収減益となった。米中貿易摩擦、中国やインド、ASEAN諸国の景気後退などを背景に国際鉄鋼市場が需給・価格調整局面入りし、終盤には新型コロナウイルスの影響も加わって、日本鉄鋼業の指標となる全国粗鋼生産量は前期比4%減の9843万トンにとどまった。このため総じて鋼材の取扱数量が減少、販売価格も低下し、一部で在庫評価損や減損処理が発生した。新型ウイルスによる世界経済や鉄鋼市場へのインパクトが本格化するのは今期以降であり、その影響が見通せないとして全9社が業績予想公表を見送った。

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社