2020年6月4日

鉄スクラップ、アジア向け輸出価格続伸

 日本からアジア向けの鉄スクラップ輸出相場が堅調に推移している。新型コロナウイルスの影響により、電炉主原料となる鉄スクラップの供給が世界的に細っていることなどが相場を押し上げている。市場の先行き不透明感が根強く、アジア各国のスクラップ需要家がリスクを少しでも低減させるため、米国に比べて小ロットで納期も短い日本から輸入調達を優先していることも背景にある。  直近のアジア向け成約価格(H2)は、FOBトン当たり2万4500円前後。ベトナムに引き続き、韓国向けも上昇している。ここ2週間ほどで1500円値上がりしており、新型コロナ禍の一服で世界的に経済活動が再開し始め、「海外、特に新興国で鋼材需要に回復の兆しが表れ、鉄スクラップ需要の回復にもつながっているのでは」(商社)とみる向きもある。

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社