2020年6月2日

大阪湾岸スクラップ船積み、4月過去最高6.4万トン

大阪湾岸からの鉄スクラップ輸出が急速に拡大している。大阪地区の鉄スクラップ関連企業で構成する関西鉄源協議会(代表幹事=黒川友二・扶和メタル会長)がまとめた4月の大阪湾岸スクラップ船積み数量は、総計で前年同月比約6倍の6万3535トンだった。2009年3月の5万3995トンを大きく上回って過去最高となり、初めて6万トン台に乗せた。国内や地区内と海外で需要ギャップが生じ、「輸出価格が地区相場よりも高く、湾岸部で積極的にスクラップを集荷する動きが続いた」(ヤード筋)ことなどが船積みの大幅増につながった。

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