2020年5月21日

鉄鋼主力商社 全7社が経常減益

 鉄鋼主力商社7社の2020年3月期連結決算が20日出そろったが、全7社が経常減益となった。米中貿易摩擦、中国やインド、ASEAN諸国の景気後退などを背景に海外鉄鋼市場が需給・価格調整局面入りし、新型コロナウイルスの影響も加わった。このため総じて鉄鋼製品の取扱数量は減少し、在庫評価損や減損処理が発生、人件費や物流費などのコストアップも響いた。新型ウイルスは南米やアフリカなど南半球で感染拡大が続き、先行して終息しつつあった中国や韓国では第2波が発生。世界経済や鉄鋼市場へのインパクトが本格化するのは今期であり、コロナ影響が見通せないとして全7社が業績予想公表を見送る異常事態となった。リーマン・ショックに見舞われた2009年3月期は全社(当時は8社)が経常減益となったが、大幅減益見込みながら全社が業績予想を公表していた。

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社