2020年4月10日

愛知県が新型コロナ緊急事態宣言 鉄鋼業界で対策強化の動き

7日の政府の発令に続いて、愛知県が10日、新型コロナウイルス感染症対策で県独自の緊急事態宣言を発令したのを受けて、県内に本社を置く鉄鋼メーカーや商社、鋼材流通などで対策強化の動きが広がっている。

大同特殊鋼/名古屋、大阪、福岡でも在宅勤務

大同特殊鋼は10日、東京および名古屋本社、大阪支店、福岡営業所に勤務する社員について5月6日まで基本、在宅勤務とすると発表した。3日に発表した東京本社に勤務する全従業員を6日から10日まで原則、在宅勤務とするという措置を延長・拡大するもので、千葉・東京・愛知にある製造事業所と研究所については、社員の在宅勤務や時差出退勤を含めた最大限の感染予防対策を講じた上で、必要最小限の人員で操業を維持する方針。

チームごとの交代勤務に/岡谷鋼機

岡谷鋼機は、東京・名古屋本店および国内の緊急事態宣言の対象区域にある大阪店や支店でチームを編成。営業以外の管理も含め従業員を2チーム以上に分け、チームごとの交代勤務とする。緊急事態宣言が解除されるまで継続する。

第1、3、5週の土曜日を休業に/三重鋼材

三重鋼材は、名古屋本社および豊川営業所で、通常半日営業としていた第1、3、5週の土曜日に関して18日以降、当分の間、休業とすることを決めた。

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社