2020年2月28日

関西溶断業者、稼働率さらに低下 新型コロナ影響

 関西地区の溶断業者の稼働率は年初から、月を追うごとに悪化しており、現在、大手クラスで50―60%、中小クラスで40―50%となっている。新型コロナウイルスの影響で、需要家の生産活動がさらに低下し、新規の引き合いが大きく減少してきているため。結果、溶断業者の受注姿勢も弱気一辺倒となっており、切板価格も下げ足を速め、現在は昨年末からではトータルで4000―5000円下落し、10万円程度(トン当たり、直線切り、SS材ベース)が中心となっている。大手業者では「一部で安値9万7000―9万8000円もあり、中心値10万円の維持は厳しい状況だ。ただ、これ以上下がると、採算確保が難しくなる」と危機感を強めている。

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社