ＮＳユナイテッド海運、世界最大の鉱石運搬船竣工

ＮＳユナイテッド海運（谷水一雄社長）は26日、ジャパン・マリンユナイテッド（ＪＭＵ）有明事業所で建造中だった、鉱石運搬船としては世界最大船型の40万重量トン型エコタイプ鉱石運搬船「ＮＳＵ・ＣＡＲＡＪＡＳ（エヌ・エス・ユー・カラジャス）」を竣工した。2016年に同社とブラジルの資源大手であるヴァーレが25年間のブラジル鉄鉱石長期輸送契約を締結、これを受けてブラジル、中国間で鉄鉱石輸送に就航する。20年後半には同船型の鉱石船運搬船2隻も竣工する計画で、1隻による25年間の鉄鉱石輸送量は約4000万トンに上る。日本国内では鉱石運搬船として過去最大級初の船型建造で、従来最大だった30万トン級より鉄鉱石積載能力が25％高められ、効率輸送が可能となる。