2019年12月4日

鉄産懇 中村会長 中国内需、堅調に推移

 鉄鋼産業懇談会の中村真一会長(日本製鉄副社長)は3日の会議後、「世界経済の成長鈍化が顕著になっているが、注目される中国の10月の粗鋼生産は前年同月比0・6%減の8152万トンだった。国慶節や建国70周年式典を前にした操業規制の影響があったようで、10月下旬からは増加に転じている。ただ鋼材在庫は減少傾向にあって、鋼材輸出も前年を下回る状況が続いており、インフラを中心に内需自体は堅調に推移しているようだ。鋼材市況も他地域に対して少し高めの水準にあり、11月中旬には熱延、線材などの品種が上昇基調に入った」との認識を示した。その上で「低迷していたASEAN市況は、かく乱要因とみていたロシア、インドからの安値輸入が見られなくなり、値段が上がってきている」と付け加えた。

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社