2019年11月21日

鉄鋼輸出、10月8.5%減283万5000トン

 財務省が20日に発表した貿易統計によると、10月の全鉄鋼ベースの輸出量は前年同月比8・5%減の283万5000トンとなった。前月比でも6・8%減で、再び300万トンを割り込んだ。米中貿易摩擦の長期化による需要減退、アジアを中心にした海外市況の下落が進む中で、輸出商談で日本ミルが苦戦したことが最大の要因。海外市況はここにきてベトナムミルなどが値上げを打ち出し、底入れムードも出てきているが、需要低迷が続いているだけに、本格的な反発局面を迎えるかは不透明。日本ミルにとってはまだまだ厳しい環境が続きそうだ。

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社