2019年11月11日
10―12月粗鋼計画、2四期連続2500万トン割れ 経産省
経済産業省が8日まとめた2019年度第3四半期(10―12月)の鉄鋼生産計画によると、粗鋼は前期比0・7%増の2473万トンと2四半期ぶりに増える。水準は低く、2四半期連続で2500万トンを下回るのはリーマン・ショック直後以来。鋼材は輸出が減るが、国内向けの増で全体の生産は増える。経産省金属課では国内経済は緩やかな回復が続くが、製造業に通商問題の影響が出ており、全体として緩やかな回復が続く海外も通商問題に留意が必要と指摘。なお高水準の在庫調整も織り込み、慎重な対応が必要としている。
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