2019年10月30日

北野鉄連会長、製造業の活動水準低下 当面、厳しい環境続く

日本鉄鋼連盟の北野嘉久会長(JFEスチール社長)は29日の定例会見で、「9月の世界粗鋼生産量が前年同月比0・3%減の1億5150万トンとなり、41カ月ぶりに前年割れとなった。中国、インドなど3カ国を除く、多くの国々の生産が減少しており、世界経済が減速気味であることは否めない。その結果としての中国、インド、ロシアからのホットコイルなどの輸出がアジアの鋼材市況軟化を招いており、日本鉄鋼業も厳しい状況に直面している」との現状認識を示した。日本の9月の粗鋼生産量が前年同月比4・5%減の805万トンとなり、3カ月連続で減少したことについては「台風など相次ぐ自然災害による生産影響もあって10月以降の動向を精査していく必要はあるが、製造業の活動水準自体は低下している」とし、しばらく厳しい環境が続く可能性を示唆した。

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
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