2019年10月23日

9月鉄鋼輸出、14%増304万トン

 財務省が21日に発表した貿易統計によると、9月の全鉄鋼ベースの輸出量は前年同月比13・8%増の304万1000トンとなり、2カ月ぶりに増加した。ミルの生産復調により輸出余力ができたため、親密取引先を中心に輸出を増やしているが、海外市況は軟化傾向が続いており、アジアの足元の市況はホットコイルがトン当たり430ドル前後にまで下落。米中貿易摩擦の影響などから世界的に景気が減速する中、鉄鉱石や原料炭を自国で賄えるロシアやインドのミルが輸出攻勢を強めており、先行きも厳しい環境が続く見通しで、国内ミルは減産モードの生産体制に入っているもようだ。

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社