2019年10月3日
JFES 高塩分対応型高耐候性厚板 国内初、橋梁に採用
JFEスチールは3日、同社が開発した高塩分対応型の高耐候性厚鋼板「LALAC―HS(ララック)」が国内で橋梁に初適用されたと発表した。2015年の開発からララックとして国内初採用となる。橋梁はJFEエンジニアリングが製作と架設を行い、本年4月に竣工、約200トンが使用されている。ライフサイクルコスト低減が課題となる橋梁向けで、今後は飛来塩分が高く腐食環境下にある橋梁に従来用いられてきたニッケル系高耐候性鋼板よりもコストパフォーマンスに優れた厚鋼板として販促。今回の製造は東日本製鉄所・京浜地区だが、西日本製鉄所・倉敷地区、同福山地区にも展開。高塩分対応の高耐候性鋼板の国内市場は年間約8000トンとされ、うち50%の4000トンの販売を目指す。
スポンサーリンク