2019年8月29日
広州JFE鋼板、車向けGA・GIの生産能力5割増強
JFEスチールはこのほど、中国で宝山鋼鉄グループと共同で事業展開する広州JFE鋼板(GJSS、広東省広州市、董事長=祖母井紀史・JFEスチール常務執行役員)について、自動車向けの溶融亜鉛めっき鋼板(GA・GI)の供給能力を増強することを決めた。中国で日系自動車メーカーの能力増強投資が相次ぐ中、自動車メーカーからの増量要請に応えるもので、約8億元(約120億円)を投じて連続焼鈍設備(CAL)を冷延・溶融亜鉛めっき鋼板兼用製造ラインに改造、溶融亜鉛めっき鋼板の生産能力を50%増の120万トンに引き上げる。2020年2月に改造工事を開始し、21年6月末に完了の予定。改造後のラインは取引自動車メーカーのアプルーバル(品質認証)取得を経て、22年4月をめどに本格的な営業生産に入る予定。
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