2019年8月6日

1―6月CC出荷、3年ぶり減823万トン 自販比率が過去最低

全国コイルセンター工業組合(理事長=鈴木貴士・五十鈴社長)がまとめた流通調査結果によると、2019年上期(1―6月)のコイルセンター出荷量は前年同期比0・3%減の823万535トンとなり、上半期としては3年ぶりに減少した。過去10年では3番目の高さだが、自社販売が大幅に減少しており、自販比率は39・7%とリーマン・ショック以降で最低。小口需要家向け主体の店売りと、大口需要家向けのひも付きとの景況感の差が顕著に表れた。16年以降、店売りとひも付きの値上げ幅に格差が出たことで、需要家が市中での調達を減らし、集中購買に切り替える動きも進んだ。

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