2019年7月16日

JFEエンジ ごみ焼却炉完全自動運転 新田清掃センターで実現

JFEエンジニアリング(本社=東京都千代田区、大下元社長)は16日、廃棄物処理施設で最も重要な設備であるごみ焼却炉の操業において、国内で初めて完全自動運転を実現したと発表した。

廃棄物処理施設では、自動燃焼制御装置(ACC)により焼却炉の安定的な操業が行われている。しかしながら、大きさ・形状・材質などがまちまちなごみが投入される焼却炉では、焼却状態もさまざまに変化するため、廃棄物処理施設の中央制御室や同社のグローバルリモートセンターから運転員による監視を行い、必要に応じた介入操作が不可欠である。

同社はACCの高度化とともに、運転員が行う介入操作を自動化するシステムの開発に取り組んできた。そして、昨年10月から新潟市新田清掃センター(所在地=新潟市西区)にて、このシステムを適用した実証運転を開始し焼却炉の完全自動運転を実現した。

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