2019年6月27日

厚板シヤ工組、2四期需要「不透明感」 外国人受け入れを特定技能で検討

 全国厚板シヤリング工業組合の石原慶明理事長(JFE鋼材社長)は25日、経済産業省のヒアリング後、会見し、2019年度第2四半期厚板需要動向について18年末から減速感が出て、在庫も40万トンを超える水準に対し「米中貿易摩擦も含め、この先の動きを見ていく必要がある。今が踏ん張りどころ」と先行きに不透明感が強まっているとの認識を示した。少子化、働き方改革などを背景とした人手不足では外国人技能実習制度は技能検定など課題があるため、特定技能による受け入れを検討していく考えを表明。併せて建材分野での取引適正化や、山谷のある事業形態を踏まえた時間軸を勘案した管理強化、コスト負担となる品質トレーサビリティの有償化などを課題に取り組む方針を語った。

スポンサーリンク