2019年6月12日

日本製鉄・日鉄日新製鋼、薄板全種5000円値上げ

 日本製鉄と日鉄日新製鋼は11日、国内店売り、リロール、パイプ・軽量形鋼向け薄板全品種(熱延黒皮・熱延酸洗・冷延・めっき)の販売価格を7月出荷相当分からトン当たり5000円(約6―7%)値上げをすることを決め、需要家や流通各社に申し入れを開始した。昨年6月出荷相当分以来、約1年ぶりの価格引き上げとなる。国内在庫の過剰感など懸念要素はあるものの、鉄鉱石をはじめとする主原料価格の上昇、輸送費・資機材・副原料のコストアップにより前年度は実質的に営業赤字に陥るなど販売価格の改善が最大の課題となっている。すでにひも付き分野については、高品質鋼材の提供に向けて原料コストや投資コストを担保する必要があるとして、値上げ交渉を始めており、日鉄グループでは「不退転の決意で交渉に臨む」(同社)構え。

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社