2019年5月23日

欧米向け方向性電磁鋼板 高炉、値上げ姿勢維持

 高炉メーカーは欧米の大手重電・トランスコアメーカーとの間で進める今年下期(7月―12月)の方向性電磁鋼板(GO)の輸出商談を近く本格化する。現状は環境認識などの情報交換が中心なようだが、高炉側は地域別に需要の強弱がある「はこう性」を認めつつも、2021年にも始まる欧州の環境規制強化などで鉄損が少ない高効率品の需要が高まるとみて、現状に比べ50―150ドルの値上げを打ち出す姿勢だ。米中貿易摩擦の激化などで需要家側には様子見姿勢も見られ、交渉は長期化する可能性もある。

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社