2019年5月14日
4―6月粗鋼計画、4期ぶり2600万トン乗せ 生産トラブル回復寄与
経済産業省が13日まとめた2019年度第1四半期(4―6月)の鉄鋼生産計画によると、粗鋼は前期比7・3%増の2680万トンと2四半期ぶりに増える。生産トラブルからの回復が寄与し、4期ぶりに2600万トン台を回復する。季節的に製造業向けが減る国内向け鋼材生産は減るが、生産トラブルで前期は絞り込んでいた反動で輸出向けは大きく伸びる。経産省金属課では国内は建設、自動車向けなど堅調だが、薄板3品など高水準在庫に留意が必要なうえ、海外では米中摩擦など不透明感が増しているとして慎重な対応を求めている。
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