2019年5月8日
薄板3品在庫、4カ月連続増446万トン 3月末、過剰感強まる
3月末の国内向け薄板3品在庫(メーカー・問屋・全国コイルセンター工業組合の合計、速報値)は前月比1・2%、5万4000トン増の446万2000トンとなり、4カ月連続で増加した。例年2月から4月まで在庫は減少トレンドを示すが、薄板3品の輸入量が初めて3カ月連続で30万トンを超える一方、好調だった需要も建設向けの引き取り遅延などがみられ、異例ともいえる形で在庫の過剰感が一段と強まった。関係者の間には「実需を踏まえた生産で、在庫調整を進めらければならない」(高炉メーカー筋)と、危機感が広がっている。
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