2019年4月19日
鉄スクラップ国内相場続落 電炉、連休向け手当てにめど
国内鉄スクラップ相場が続落した。国内高・輸出安の反動で「輸出向けの船積み出荷の停滞が続いた」(商社)上、値下がり局面で市中からメーカーへの鉄スクラップ出荷が加速し、大型連休を前に電炉各社の鉄スクラップの手当てにおおむねめどが立ったため、国内需要が減退したことが要因。さらに鉄スクラップ主力輸出先の韓国で一部メーカーが火災トラブルから製鋼を休止しており、特に輸出依存度の高い関東地区では「余剰感が強まる中、輸出販路が狭まって需給緩和が長引くことが懸念される」(流通筋)という。
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