2019年4月8日

鉄スクラップ国内市況、下落局面入り

 国内鉄スクラップ市況が4月下旬からの大型連休を控える中、先週までに下落局面入りした。国内鉄スクラップ需要は堅調だが、輸出価格の低迷などによる「国内高・輸出安の状況に歯止めをかけた」(流通筋)。韓国・現代製鉄が4日の日本産鉄スクラップ輸入入札で日本側への提示価格を前週比1000円引き下げ、さらに5日入荷分から東京製鉄が全拠点の鉄スクラップ購入価格を引き下げたことなどを受け、同日から各地区に電炉各社の値下げの動きが広がっている。

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