2019年2月21日

JFES、大型破壊・疲労評価で新施設

 JFEスチールは20日、鉄鋼材料の破壊・疲労・溶接分野の研究開発の深化と新たなイノベーションの創出を目的にスチール研究所・千葉地区(千葉県千葉市)に大型破壊・疲労評価センター(JWI―CIF2)」を開設したと発表した。約10億円を投じて8000トン引張試験機や48ミリメートル鋼管曲げ試験器など大型の試験設備を新設・集約するなどし、疲労・脆性破壊・接合技術を総合的に評価・研究する施設としては世界最大級とされる。世界的には英国・ケンブリッジのTWI、米国オハイオのEWIが溶接関連の研究施設としては著名だが、昨年6月に大阪大学の接合科学研究所に設立した「JFEウェルディング協働研究所」とも連携をとり、世界的な研究施設に伍すアジアの研究拠点に育てていきた考えだ。

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