2019年2月7日

高炉4社、通期利益全社下振れ 連結業績予想

 高炉メーカー4社の2019年3月期の連結業績予想が6日出そろったが、新日鉄住金は事業利益を前回予想の3500億円から3300億円に下方修正、JFEホールディングスも経常利益を前回の2500億円から2200億円(IFRSベース事業利益は2330億円)に修正。神戸製鋼所は経常利益が前期比65%減の250億円に後退、日新製鋼も87%減の25億円に落ち込む。新日鉄住金、JFEHDは鉄鋼事業の設備トラブルが足を引っ張り、神戸製鋼の鉄鋼事業は原料・資材費上昇などで大幅減益となる。日新製鋼を含め、相次ぎ発生した自然災害も響いた。高炉メーカーが持続的成長軌道に回帰するには、販価改善によるメタルスプレッドの改善と安定操業体制の再構築が不可欠となっている。

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