2018年12月17日

ワコースチール、NCガス溶断機更新

 新日鉄住金グループの厚板加工企業、ワコースチール(本社=千葉県成田市、清水健五社長)は厚板専業の加工体制強化として、NCガス溶断機を更新、二次加工部門で開先ロボット、NCドリルマシンを導入、本格稼働を開始した。前年度に薄板事業から撤退し、厚板専業へ構造転換。本年度初め新基幹システム「WaFuLeS」(ワッフルズ)を戦力化、製品の出荷まで全工程と数量、加工履歴を管理できる体制を整えた。薄板部門で使用していた約2600平方メートルのスペースも厚板加工に転用、レイアウト変更で新規設備と合せ生産性が大幅に向上する。将来の下降局面も想定し、筋肉質の体質を確立。併行して損益分岐点を下げ、上方弾力性も併せ持つ基盤づくりを図る。

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