2018年12月11日
普電工 明賀会長 鉄筋用小棒10月国内出荷、4年ぶり70万トン超
普通鋼電炉工業会の明賀孝仁会長(合同製鉄社長)は10日、都内の鉄鋼会館で定例の記者会見を開催した。
明賀会長は鉄筋用小形棒鋼の現況に関して、「2018年10月の国内向け出荷は73万6000トンで前年同月比9・3%増、前月比18・5%増と約4年ぶりに70万トンを超え、近年では高水準となっている。9月の悪天候による出荷遅れを取り戻す動きが反映されたのではないか。在庫率も69・5%で低水準にとどまっている」との認識を明らかにした上で、「国内建設需要は総じて堅調。今後も東京オリンピック・パラリンピック開催に向けた整備や大型再開発需要、大阪万博開催など建設工事の新規需要は今後も高いレベルで継続するだろう。防災対策、インフラ維持更新も次年度予算で上積みされる」と期待感を示した。
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