2018年12月3日
普通鋼輸入、10月2割増44万トン ホット中心に中国製急増
日本鉄鋼連盟が30日発表した10月の鉄鋼貿易実績によると、普通鋼鋼材輸入量は前年同月比22・1%増の44万2000トンとなり、5カ月ぶりに増加した。前月比でも47・2%増。ホットコイルを中心に中国からの輸入が急増したほか、韓国、台湾も増加した。台風影響に伴う船積みの遅れなどが影響したものとみられるが、10月半ばから海外市況の軟化傾向が色濃くなっているだけに、高炉メーカーなど関係者は輸入増の動向に警戒感を強めている。
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