2018年11月27日

欧米向け方向性電磁鋼板 高炉、値上げ打ち出す

 高炉メーカーと欧米の大手重電・トランスコアメーカーとの間の来年上期(1―6月)の方向性電磁鋼板(GO)の輸出商談がスタートした。薄手材などの高効率品を中心に需給タイト化が続くものの、通商問題のリスクを抱えながらCGOの汎用品では一部中国ミルの値下げが見られ、方向感がつかみにくい市場実態にある。日本ミルは「ハイグレード化」をにらみ、エキストラ改定を含め100ドル程度を視野に入れた値上げを打ち出したもようだが、需要家の経済環境や通商施策を踏まえた地域環境の2軸を交えながら、今後、議論・攻防が本格化していく。

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社