2018年10月4日

JFE条鋼 鉄筋棒鋼事業、納期設定で収益改善

 大手電炉メーカーのJFE条鋼(渡邉誠社長)は、鉄筋棒鋼事業の収益が改善している。2018年4月契約分から、鉄筋棒鋼に納入期日(納期)を定める新たな契約形態に切り替えており、18年度から対象である関東エリアの新規契約案件すべてに納期が設定されている。「納期付契約の実施率は100%で、納期記載のない明細は4月以降受け付けていない」(砂川直登・取締役常務執行役員)とし、18年度上期の鉄筋棒鋼受注量は前年同期比10―20%減となったものの、「納期を明確化したことで、製造所で抱えていた鉄筋棒鋼の過剰在庫が解消されるなど、不要なコスト負担が軽減している」(砂川取締役)と効果が出ているほか、7―9月以降は新規受注数量が徐々に回復する傾向も見られ、鉄筋棒鋼事業の収益が改善している。

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