2018年7月6日

薄板市況、先高観が台頭

 国内薄板市況に先高観が台頭してきた。店売り市場の荷動きは依然として緩慢だが、価格転嫁の停滞が長引く中、商社やコイルセンターなどの大手流通が採算改善に本腰を入れ始めており、トン当たり3000円の唱え上げに対し、すでに熱延鋼板などの品種は値上げが一部浸透。今月帳端明けからの完遂を目指す動きが活発化している。自動車や電機など大口需要家向けの好調を受け、高炉メーカーでは薄板ラインのフル操業が続いており、一部メーカーは今月から店売りの大幅な引き受け削減を実施。こうした需給タイト化への懸念も上昇基調に向かわせている。

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社