2018年4月3日
鉄スクラップ、市況2カ月ぶり反落 中国鋼材先物スポット続落 アジア市場に波及
国内鉄スクラップ市況が2月上旬以来、約2カ月ぶりに反落した。米国の鉄鋼輸入制限に伴う中国鋼材先物・スポット価格の続落などの影響がアジアを中心とした鉄スクラップ市場にも波及。東京製鉄が先週31日入荷分からの鉄スクラップ購入価格を全拠点でトン当たり1000円引き下げたのを皮切りに、各地区電炉各社も値下げを実施した。大型連休を控えて鉄スクラップ需要は底堅いものの、「中国動向や輸出市況が沈静化するまでは下げ調整期間が続く可能性もある」(流通筋)との見方も出ている。
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