2018年3月20日
流通3団体 4―6月期経産省ヒア、需要緩やかに上昇 価格転嫁を懸念
全国鉄鋼販売業連合会、全国コイルセンター工業組合、全国厚板シヤリング工業組合の鉄鋼流通3団体は19日までに、経済産業省ヒアリングを実施、2018年度第1四半期(18年4―6月期)の需要見通しを堅調推移とし、緩やかな上昇基調をたどると報告した。建築、土木では人手不足、運送問題の深刻化で工事の出遅れが懸念されるとしながらも、鉄骨加工業者(ファブリケーター)、ゼネコンとも手いっぱいの工事量を抱え、需要、価格の落ち込みは考えにくいと分析。この一方でメーカー値上げも数次にわたり、流通は到達点が見えないまま、価格転嫁に追われていると懸念を示した。
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