2018年3月12日

鉄スクラップ、関東輸出3万7520円 前回比2770円高 国内市況上昇へ

 関東鉄源協同組合(理事長=山下雄平・ヤマシタ社長)は9日、鉄スクラップ輸出入札(3月契約、船積み期限は4月30日)を実施し、平均落札価格(H2)はFASトン3万7520円となった。前回(18年2月9日実施)比で2770円高となり、8カ月連続で同3万円を超え、18年1月契約平均落札価格(FASトン3万7389円)のほぼ同水準まで戻した。落札数量は合計2万トン。今回の平均落札価格は国内電炉メーカーの炉前購入価格(H2)を上回っており、また輸出先行高が続いていることから、国内鉄スクラップ市況を引き上げる要因になりそうだ。ただ、米国のトランプ大統領が鉄鋼とアルミニウムの輸入を制限する文書に署名したことで、中国鋼材先物市況が一部で軟化に転じており、国際マーケットは先行き不透明感が強く、輸出を手掛ける商社やシッパーに心理的な影響を与え始めている。

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社