2018年3月6日

鉄スクラップ、関西輸出価格3万6550円 上昇基調再び鮮明

 アジア向け新規鉄スクラップ輸出価格が続伸した。関西鉄源連合会(会長=黒川友二・扶和メタル会長)は5日に第73回鉄スクラップ共同輸出入札を行い、H2をFASトン当たり3万6550円で成約した。昨年10月以来の共同輸出入札となり、契約数量は5500トン。対ドルで円高進行したために輸出環境が悪化する中で、今年2月9日実施の関東テンダーの平均落札価格に比べて1800円値上がりするなど、旺盛な鉄スクラップ需要を背景に「上昇基調が再び鮮明となっている」(流通筋)との見方も出ている。

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