2018年2月20日
トーカイ、異形棒鋼D51生産へ 精整ライン・冷却床更新
合同製鉄グループの電炉メーカー、トーカイ(本社=福岡県北九州市、足立仁社長)は今夏以降をめどに異形棒鋼D51の生産を開始する。同社は19日、今年5月21日から6月13日の予定でトラフ・ピンチロールの精整ラインと冷却床の一部を更新すると発表した。トラフとピンチロールの設備を撤去し、平面駆動のローラーテーブル搬送方式に変更する。搬送方法でネックとなっていたD51の生産が、搬送方法変更で可能になる。搬送方式の変更は、鉄筋加工の機械化・自動化が普及する中、鉄筋棒鋼の真直度、加工性、表面外観といった品質向上が目的。投資額は約6億2000万円の予定。なお、工事期間中は異形棒鋼の生産を停止するが、「お客様に迷惑をかけないため、備蓄在庫で対応するよう、備蓄を進めている。具体的な相談は販社である九州トーカイ・デーバースチールを通じて行いたい」とコメントしている。
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