2018年1月17日

国内向け普通鋼受注 11月も堅調、377万トン

 日本鉄鋼連盟が16日発表した用途別受注統計によると2017年11月の国内向け普通鋼鋼材受注は前年同月比3・6%減の377万4000トンで3カ月ぶりに減少した。輸出向けが8・5%減の182万3000トンで3カ月連続減。国内・輸出トータルは5・2%減の559万8000トンで2カ月連続減となった。国内向けの建設用途が大幅に減少したが、「1年前の受注が鋼材価格の先高観や東京五輪関連需要期待の仮需で約3年ぶりの高水準だったためで、11月の建設用途受注は本年1―11月の平均(94万4000トン)を上回っており、回復基調に変化はない」(鉄連)。製造業向けも堅調に推移しており、鉄鋼メーカーの供給余力が低下し、輸出向けは減少が続いている。

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