2017年12月20日

ビレット輸出価格反発 鉄スクラップ需給に影響も

 アジア向けビレット(鋼片)輸出価格が反発している。日本の普通鋼電炉メーカーは主原料である鉄スクラップ価格高騰を踏まえて、アジア向けビレット輸出価格を引き上げており、至近の商談ではFOB(本船渡し条件)トン5万8000円弱で成約したとされ、一部メーカーは台湾向け成約価格が同5万7000円前後になったもよう。ビレット輸出価格の反発で日本電炉メーカーによる高水準のビレット生産が続く可能性が高くなっており、鉄スクラップ需給にも影響を及ぼす見通し。

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