2017年12月19日

11月鉄鋼輸出316万トンに減、内需増加で余力出ず

 財務省が18日に発表した貿易統計によると、11月の全鉄鋼ベースの輸出量は前年同月比2・1%減の315万9000トンで、10カ月連続で前年同月を割り込んだ。海外リローラーなどから引き合いは強かったようだが、内需の増加で高炉メーカーは輸出余力を引き出せなかった。海外市況はホットコイルがトン当たり600ドル前後の落ち着いた展開が3カ月ほど続いている。中国政府が来年1月から鋼材の輸出関税を撤廃する発表したことが関係者の関心を集めており、今後の海外市況の動向が注目される。

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社