2017年12月12日

原料炭、スポット市況上昇続く 積出港停滞など 需給タイト化

 原料炭のスポット市況の上昇が続いている。業界関係者によると、足元ではトン230ドル(2万6000円)の半ばに至り、11月からの上昇率は3割に達する。供給に大きな障害はないものの、雨季に当たる南半球で主要ソースの豪州の炭鉱操業に影響が出ているほか、積出港の停滞と相まって需給が引き締まっているようだ。中国の鋼材価格も堅調な上、大きな豪雨被害に対する警戒感も在庫補充など含めて調達側の心理面に反映しているという。大きな理由なき高値は当面続きそうだ。

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社